「囲碁」を作ったのは誰?(歴史・起源・名前の由来・語源) |
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世界中の人々に親しまれているボードゲームの中に「囲碁」という
ものがあります。日本の囲碁人口は200万人と言われ世界では
4,000万人以上もの人が、囲碁を打つと言われています。このように
世界中の人々から親しまれている囲碁ですが、囲碁の歴史はどうなって
いるのでしょうか?早速、調べて見ることにしましたです。
囲碁は誰が作ったの?・いつ生まれたの?(起源・歴史)
囲碁は今から4,000年程前に中国で生まれたとされています。
伝説によると、中国の君主である堯(ぎょう)が、息子の丹朱
が賢くないのを見て囲碁を発明し、教えたといわれています。
その後、春秋時代の中国の思想家である孔子(紀元前551-479年)
も「囲碁を打っていた」という本(論語)が残っており、
前漢(紀元前206年-8年)の時代には
庶民の間でゲームとして広まっていたと考えられています。
ちなみに、囲碁が誕生したきっかけは、占いだと言われており、
碁盤は宇宙、碁石は星の代わりで、占星術(天体の動きで人間と社会
のあり方を占う方法)が変化して生まれたのではないか?と言われています。
囲碁の名前の由来・語源はどうなっているの?
紀元前、中国では囲碁の事を「エキ」と呼んでいました。
なぜなら「棋」(き)は六博という別のゲームの駒を意味していましたからです。
後漢(25-220年)にはいると六博がすたれて、「棋」は弾棋を意味する
ようになりましたが、弾棋もすたれ、ようやく囲碁のことを
「棋」(き)というようになりました。その後、4世紀〜5世紀頃、
日本に「棋」(き)が伝えられました。日本では「棋」の異字体である
「碁(ご)」(石+其の形成文字)が新字が使われるようになりました。
ちなみに、碁を「キ」ではなく「ゴ」と呼ぶのは、読み方(呉音・漢音)
の違いに由来すると言われています。
日本の囲碁の歴史はどうなっているの?
日本には遣唐使に加わった吉備真備(695-775年)が伝えたと
されていますが、大宝律令(651年制定)の中に碁に関する項目があることから、
実際にはさらに以前から伝わっていたと言われています。諸説によれば、
4世紀後半に朝鮮半島から伝えられたのではないか?と言われています。
その後、「枕草子」を書いた清少納言や「源氏物語」を書いた紫式部、
戦国時代の織田信長や豊臣秀吉・徳川家康も碁を打ったとされています。
江戸時代には、将軍御前にて行われる御城碁が打たれ、本因坊道策・
本因坊秀作等、優秀な棋士が数多く誕生しました。
現代では、1924年に設立された日本棋院によって、
棋士の育成や棋士の雇用・棋戦の運営が行われています。 |
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