「トランプ」の歴史・名前の由来(語源)は? |
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私達がカードを使用して遊ぶゲームで「トランプ」という物がありますが、
トランプって誰が作ったのでしょうか?・またいつ誕生したのでしょうか?
「トランプ」を眺めていると気になりましたので、早速、調べてみましたです。
トランプの歴史
トランプの歴史は中国の唐の時代(608-907年)に遡ります。
唐の時代、「葉子(エーツー、イェージ)」といった麻雀に似たカードゲーム
がありました。(麻雀は1-9の数牌、字牌を使用して遊ぶゲームです。)
これが、14世紀(1300年代)に欧州各国へ伝えられ、
「トランプ」というカードが誕生したと言われています。
当初は、カード枚数も曖昧で、絵柄も現在の「ダイヤ・ハート・スペード・
クローバー」ではなく、「貨幣・刀剣・カップ・バット(棍棒)を持った人」
でした。それが、14世紀後半になると、フランスで、印刷が容易で
視認性に優れた「ダイヤ・ハート・スペード・クローバー」
に絵柄が差し替えられ、各国に広がりました。その後、
イギリス・アメリカのトランプメーカーによって数々のカードゲーム
の考案・改良が加えられ、19世紀(1800年代)に
「ダイヤ・ハート・スペード・クローバー ×13枚+ジョーカー(1〜2枚)」
からなる世界標準タイプと呼ばれるトランプが誕生しました。
つまり、私達が使っている「トランプ」は1800年代に
イギリス・アメリカのトランプメーカーによって考案されたものだったんですね。
トランプの語源(由来)
トランプの語源はギリシャ語の「trapu」が語源となっています。
英語圏では「trump(切り札)」を意味する言葉で、明治時代、
外国人がplaying cards(プレイングカード)で遊んでいる際に
「トランプ」と言っていた為、日本人はこの言葉をカードそのものの
言葉と勘違いして、「トランプ」と呼ぶようになりました。
※ 英語圏の人々はトランプの事を「playing cards(プレイングカード)」
と呼んでいます。
もう少し学んでみよう(トランプの豆知識)
各国のトランプ事情(地方札について)
トランプには世界標準タイプ以外に地方札と呼ばれるものが
あります。これらは、絵柄も枚数もバラバラです。多くの国で
独自の変化を遂げており、各国では地方札がメジャーで
標準タイプがマイナーといった国が多くあります。
例えば、ヨーロッパでプレイングカード(トランプ)というと、32枚-36枚が、
イタリアでは40枚、ロシアでは36枚、フィリピンでは112枚が一般的です。
日本のトランプの歴史
日本にトランプが伝来したのは16世紀(1500年代)と言われています。
日本の最古のトランプは「天正かるた」と言い、16世紀にポルトガル
から伝えられました。1-9の数札と王、騎士、従者の絵札からなり、
枚数は48枚でした。この地方札は明治35年(1902年)に
骨牌税の導入により急激に値段が高くなり、人々が商品を買わなくなって
しまった事・標準タイプの普及により、時代がたつにつれ、姿を消していきました。 |
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